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早く服を着て部屋を出て行きたいのだが、彼はなかなか戻ってこなかった。のんびりシャワーでも浴びているのだろうか。彩夏は全裸[[媚薬最強>http://www.biyakui.com/]]のまま手首をきつく縛られ、しかも顔は汚されたままで放置されていた。男のエキスは、いったん体外に排出されてしまったらただの汚物でしかない。生臭いような臭いも鼻についてきた。
「ごめんね、さあ」

 ティッシュの箱を抱えて彼がようやく戻ってきた。そして液が飛び散った箇所を丁寧に拭った。
「これをほどいて」
「ああ、そうだったね」

 彼は固い結び目をゆっくりと解いた。
「縛ったりするのが好きなんですか?」
「……ちょっとした遊びだよ。特に意味なんかない」

 広いベッドルームの隅には赤い大型のスーツケースが置かれていた。彼の妻の物だろうか。黒のピンヒールのミュールも近くにあった。クローゼットの中の服も見てみたい気がしたが、とりあえず自分が服を着る方が先だ。
「私のワンピースと下着は?」
「ええっと、どこへ置いたかな。なにしろ部屋が広いもんで」
「もう、いや……もう待てないわ」
 彩夏は床に脱ぎ捨ててあったバスローブを拾い上げると、[[巨人倍増>http://www.seiryokuzaia.com/]]裸の上にさっと羽織った。腰のヒモを結びながら部屋を出て、来た時にはいていたサンダルに足を入れると部屋から飛び出した。

 ホテルのプライベートビーチに面したヴィラと彩夏が滞在しているタワー棟までは少し距離がある。途中で何人もの従業員に会ったが、まさか彩夏のバスローブの下が全裸とは思っていないだろう。どんなに小さくてもビキニの水着ぐらいは着用しているのが普通だ。

 自分の部屋に戻るとすぐにシャワーを浴び、丁寧に顔を洗った。それでもまだあのぬめった感触が残っているような気がして、手で触って確かめてみたりした。

 全裸でのプール、部屋からの締め出し、なりゆきでのベッドイン、縛り、そして屈辱的な行為……ひとつひとつ反芻し思い出してみた。偶然を装ってはいたが、すべて彼が意図して行ったことではないのか。彩夏はすっかり彼の思うツボにはまったのかもしれない。

 ヴィラを見てみたいと言った時から、彩夏は安い女と思われたのだろうか。あまりにも侮辱した行為の数々だ。[[シアリス 通販>http://www.edchiryouyaku.net/shiarisu20]]腹だたしいのを通り越して怒りさえ湧き起こってくる。昼をとっくに過ぎているのに空腹も感じなかった。

 その時、ドアをノックする音が低く響いた。ドアスコープから覗いてみると、ヴィラで助けてもらった浅黒い肌の若い従業員が立っていた。

 彩夏がドアを開けると、彼は白い歯を見せてにっこり笑って紙袋を差し出した。中には彩夏のワンピースがたたんで入っていた。持って行くように頼まれたのだろう。
「サンキュー、ロイ」

 名札にROYと書かれていたので名を呼ぶと静かに微笑んだ。いくらかのチップを渡すと、両手を合わせてうやうやしく礼のポーズをしてみせた。裸を見られてしまった恥ずかしさはもうなくなっていた。


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